秋に行われる小学校受験。年長の子どもたち、そして保護者の皆様も本番に向けて頑張っていらっしゃることでしょう!
今年もコロナウイルスの影響を学校現場では大きく受けていますが、各校とも入試日を変えたり、出題問題を軟化させたりと色々と対応をされているようです。
さて、今回のテーマは『お受験の服装』について、入試本番や学校説明会などに分けて書いていきたいと思います。
ネット上にもさまざまな情報が書かれていますが、今回は現場にいる私の目線で書いていきます。
ただし、学校によって入試傾向や見ているところも違いますので、あくまでも私の目線で書いているという点、ご了承ください。
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目次
お受験の服装についてのネット調べ
お受験の服装について私もインターネットで改めて調べてみました。するとこんなことが多く書かれていました!
お受験の服装のポイント
- さわやか
- 知的、上品
- 清潔感がある
- 華美過ぎない
このようなことが書かれていました。これは誰しもが考える当たり前のところですよね!
奇抜な衣装で来校される方はまずいません。また、ネットの情報によるとお受験服の意味について書かれているサイトもありまして、なるほどなと思いました。
お受験服を着ることの意味
子どもを賢そうに見せるため
お受験の服には、ポケットやズボンのゴム、素材などに着崩れしないような工夫がされているので、知的で上品な印象を与えることが出来るそうです!
子どもにスイッチを入れるため
いくらトレーニングを積んできているからとはいえ、まだまだ小さな子どもたち!精神的なスイッチを入れるためにも普段の服とは違うお受験用の服装をさせることで、気持ちを切り替えるという狙いがあるそうです!
良識ある保護者に見られるため
男女ともに濃紺のスーツが推奨されているようですが、あくまでもきちんとした服装できちんとしている保護者であると学校側に見てもらうためにも、華美な服装をさけてシンプルに装うことがよしとされているそうです!あくまでも子どもたちが主役であり、保護者はサポーターであるとの考えであるそうです。
お受験サイトを見ていて、このようなことを保護者の方は頭に入れられて受験に臨まれていることを私も改めて知ることとなりました。
お受験の面接や当日大人の服装について
受験生や保護者の皆様の服装を見ていると、やはり幼児教室やインターネットの情報もあることにより、皆様ほぼ同じような服装で来校されています。
お父さんの服装は?
- スーツは濃紺の方が大半!(ライトカラーやジャケパンスタイルなどはいません)
- シャツは白!(白以外は見た印象はありません)
- 靴下は黒か紺!(短いものだと着席時に足が見えると印象がよくない!らしいです)
お母さんの服装は?
-
- スーツは濃紺の方が大半!(パンツスーツの方は見たことがないと思います)
- バッグは黒!(皆様同じようなフォーマルバッグを持っておられます)
- 髪色は控えめ!(明るい髪色の方はまずいません)
下の画像のようなスタイルが一般的ですね!
お受験サイトなどにはもっと詳しく書いてありますが、ここでは簡単に書かせていただきました。
試験の現場で私は何百人もの保護者の方に毎年お会いしますが、保護者の皆様はこういった服装の情報はきちんとお持ちですので、大半の皆様がほぼ同じ格好をされています。
要するに私たち現場の人間からしてもその姿が当たり前になっていますので、保護者の服装によって差が発生することはまずないといえます。
しかし、ごくまれにいわゆる一般的な服装でない方がいらっしゃる場合があります。それが子どもたちの入試の得点に影響することはありませんが、やはり目立ちます。
大規模な説明会などではそこまで印象には残りませんが、一般的でない服装は面接の場面ではかなり印象に残ります!ということだけ書いておきます。
それが、オシャレとかブランドであるとかそういう話ではなく、なぜこの情報過多の時代にあえてそれを選んでこられたのだろう?という意味で目に焼き付いてしまうのです。
私たち教員は子どもたちだけではなく保護者の方ともお付き合いさせていただきますので、そういう観点では結構見ているかもしれません。
お受験の面接や当日の子どもの服装について
受験をする子どもたちの服装にもやはり一般的なスタイルがあります。上にも書きましたが、この時代になぜそれを??という服装の選択は避ける方が無難ではあると思います。
大人でもそうですが、子どもたちも自分の服装が周りと違い過ぎるとそれだけでパニックになってしまったり、戦意喪失してしまったりすることもあります。
精神面の安定のためにも仲の良いお友達とは似た服装であることがベストだと思います。
男の子の服装の基本スタイル
- 白のポロシャツ(+ベスト)
- 紺やグレーの半ズボン
- 白いソックス
下の画像のようなスタイルが一般的です!
秋口に試験がある学校が多いので、気温も高い時もあります。上着については、受験校の例年の光景について幼児塾や学校説明会などで確認しておくと良いと思います。
女の子の服装の基本スタイル
- ブラウス
- 紺やグレーのジャンバースカート
- 白いソックス
下の画像のようなスタイルが一般的です!
男女ともに上の画像のような子どもたちが多いです。運動の試験がある場合でも、上のような格好をしている子たちが多いです。
運動能力試験がある場合でもジャージやスポーツウエアを着ている子たちはほとんどいません。
運動能力試験時の服装についてもその学校の一般的なスタイルを調べておくと良いと思います。
上履きは重要!
子どもたちの上履きは、きれいであったり、サイズがあっていることはもちろんですが、履きなれていることが重要です。
本番でいきなり新品を履いてしまうと練習通りのパフォーマンスができない可能性があります。トレーニング段階から同じ靴を使っておくなど、子どもたちが当日に戸惑わない工夫をしてあげてください!
靴に関しては、万が一脱げてしまったりすると子どもの精神面に影響を及ぼす可能性が大です!マジックテープ式の場合は特に確認を!
その学校の例年の服装について知りたければ先生に直接聞く!
私自身も自分の学校での経験しかお話することができませんので、保護者の皆様の中で服装などについての疑問がありましたら、学校説明会や個別相談会などで直接学校の先生に質問をしてみましょう!
『こんなことを聞いて大丈夫なのかな・・・』
などと思われるかもしれませんが、お子様のために一生懸命に情報を取り入れようとされる保護者の方に悪い印象など持ちません。
それに、毎年かなりの受験生を受け入れているのはその学校なので、例年の服装の傾向なども教えてくれると思います。
そこで得た情報と幼児塾などで得た情報を照合すれば自ずと一般的なその学校に必要な服装もわかってくることかと思います。
学校説明会にはどんな服装で行けばいいの??
ここまでは主に入試本番での服装について書いてきましたが、ここからは学校説明会関連で書いていきます。
説明会といっても大きく分けて3つくらいの種類があります。それぞれの服装について解説します!
学校で行われる学校説明会
これは学校主催で年に数回行われる説明会です。その学校を受験する可能性が高い方々が多く、入試に関してはライバルも多い説明会となりますね!
服装に関してはやはりここが一番皆様きっちりされていらっしゃいます。入試本番に近い服装の方しかいないです!
ですから、学校のホールが紺一色に染まっている感じです。お子様を連れてこられている場合でもかしこまった服装で来ている方しかいない状況です。
合否に影響することはありませんが、ラフな服装で気軽な気持ちで来てしまうとおそらくかなり気まずい状況かと・・・・。
幼児塾などでの説明会
これは幼児塾などが主催で行われる説明会です。こちらについては、幼児塾で子どもたちがトレーニングをしている傍ら、別の部屋で開かれていたりします。
こちらの説明会については、これまで挙げたいわゆる”お受験ルック”の方もいらっしゃいますが、ラフではないがお受験ルックでもない服装の方もいらっしゃいます。
合否に影響することはありませんが、ばっちり決めてきている保護者の方が最前列付近に多く座られている印象があります!
百貨店などでの説明会(個別相談会)
百貨店等でもお受験イベントが開かれたりしています。そこには各校がブースを出して教員と個別相談会を開いているものもあります。
こういった説明会では、保護者の皆様の服装は多岐に渡ります。
事前に調べてこの会に参加することを目的に来られている方は、受験用の装いで来られている方が多いです。その方々は開門と同時に入場される傾向がありますね!
イベント自体のことを知らずに百貨店に買い物をしに来ていた方も、もちろん参加していただけますので、その場合はお受験用の服装でない方もいらっしゃいます。
それはそうですよね!買い物に来ていてたまたまやっていたイベントに興味を持って入ってきていただいているわけですから。
服装が合否に影響することはありませんが、こういった会が一番服装がバラけている印象があります。
お受験に関する服装のまとめ
お受験の服装についてはインターネットに書かれていたり巷に溢れている情報のような服装がやはり一般的であるといえます。
ですから、その一般的な格好をされていれば特に何の問題もないということになります。
逆にその”一般的な服装”の方々の中に、何か違う要素を含んでいるとやはり目立ってしまいますし、我々の目にも付きやすくなります。
これは好印象として目に焼き付く可能性は低いと思われますので、もしも保護者の皆様の中で『これはどうなんだろう?』などと少しでも不安に思われる点があるのであれば、ご自身の精神衛生のためにも避けておくことを個人的にはおすすめします。
また、教員側も保護者の皆様の服装についてはそれが普通だと思っているので、どこのブランドがいいとか、このデザインがいいなどといった細かいところは気にしていません。
ですから、とにかくその場にふさわしい装いで来ていただければ問題はないということです。
みんながみんな同じような格好をしているのは、日本特有の文化なのかもしれませんが、郷に入れば郷に従えということでその路線だけは外さないようにしておきましょう!
もちろん一番大事なのは、お子様が受験される学校がどのようなところなのかという部分なので、事前にしっかりリサーチしておくことも絶対に忘れてはいけません。
学校説明会などはその年度の春ごろから始まりますので、特に女性はその時期よりも前にご用意を頂いている方が多いようです。今年受験の方々は問題ないと思われますが、次年度以降の皆様の参考になっていれば幸いです。
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