教員の仕事

【教師の仕事】意外と時間を要する小学校教員の作業5つをピックアップ

先日のブログでは、教員の1日の流れについて書きました。そこでは大まかな流れを書いたので、今回は教師の日常的な仕事で意外と時間がかかるものにフォーカスして書きたいと思います。当たり前にあるものほど時間がかかっているんですよね実は☆今回もあくまでも私の場合として書いていますのでその点はご了承ください。また、時間を要する仕事と題していますが決してそれが”嫌”という意味で書いているわけではない点もご理解くださいね!

① 連絡帳での子どもとの交換日記

連絡帳は毎日宿題などを書いて帰って、翌朝は提出することが多いと思います。私の場合は、子どもたちが登校するとすぐに回収をしてチェックをします。連絡帳もハンコを押すだけであれば数秒で終わると思いますが、私は子どもたちと毎日”一言交換日記”みたいなことをしているので、その返事も書いています。この一言交換日記自体は、書く内容は何でもよくて、何もない場合は『何もないです!』と書いてくる子もいますが、全員に返事を書いています。保護者の方々からは、子どもたちの今考えていることや、先生に伝えたいことが目に見えてわかるので結構好評のようです☆

たわいもないお話であればすぐに返事が書けるのですが、勉強が得意な子たちから入試問題を私に解かせようと出題してくる子たちがいたりするわけですよ!とりあえず朝は時間がないので、そういうものは後回しにして考えたりしています笑。中学入試の問題はあなどるなかれ!難しいですよ笑

 

② テスト作りとテストの丸付け

私の学校では業者が作っているテストは一切使いませんので、基本的に全て教員の手作りになります。(そもそもテキスト自体がオリジナルテキストを利用していることと、公立小学校よりもかなり速いスピードで学習を進めているので単元が合わないのです。)

勤務校では3年生以上になると、テストの問題数も50問以上になったりするので、範囲を満遍なく網羅しつつ問題数も多く作るとなると結構大変です。そして、もちろんですが誤字脱字、数値ミスなどを起こしてはいけませんので細心の注意も必要です。さらに国語の長文問題を作成する際には、問題文を手打ちする必要があるので慎重かつスピーディーに作成する必要があります。合わせて、テストができたら解答も作成します。だいたい1つのテストを作るのに2~3時間くらいはかかりますかね。

テストを実施した後は、当然採点作業が待っています。50問テストだと裏表の丸を付けて採点をするまでに算数などであれば早くても2分くらいはかかりますので、その『2分×人数分』の時間がかかりますよね。仮に35人学級だとすれば、ノンストップで70分くらいかかることになります。2分くらいとは書いたものの、国語などは特に記述問題が多いので、書き抜き問題や記号選択問題以外は解答も様々ですからもう少し時間がかかります。時期によっては1週間で4つくらいテストをするので、その時はたこ焼き屋の如くクルクルと猛ダッシュで丸をつけまくります笑。そして、採点出来たら成績をデータとして保存しておきます。

 

③ 図工や習字などの作品の掲示

個人的にこれが時間がかかるし大変だと思っています。教室には掲示物が色々とありますが、基本的には教員が掲示をします。参観日の時などには、壁に絵とか色々と飾られていますよね?あぁいったものです。特に参観日前の掲示は授業の準備+掃除+窓ふき+新しい作品の掲示とやることが多いのでバタバタしがちです笑。

想像していただくとお分かりかと思いますが、作品を画鋲でとめる場合は4点でとめることが多いですよね?しかも図工の絵画作品などは大きいので、棚に上って掲示出来たらまた下りて、作品をとったらまた棚へ上がるという作業をひたすら繰り返します!これを繰り返しているうちに、画鋲を押している親指がどんどん痛くなってくるんですよね!これは先生あるあるかと笑

あと、季節ものの教室の掲示物(五月だったら鯉のぼりのPOP等)も手作りですので時間がかかります。私のクラスではそういった季節ものは、子どもたちが作ってくれるので、季節ごとにかわいい掲示物がクラスを彩ります☆1から全部作っている先生はかなり大変かと・・・。

 

④ 暑中見舞いや年賀状

国語の授業では、年の節目ごとに暑中見舞いや年賀状などを書く指導があります。これは大切な文化ですよね☆とはいえ、現代を生きる彼らが大人になった時にはおそらくそういった文化は薄くなってくることでしょう。実際に、大人の世界でも年賀状などがどんどん廃止されていたりしていて、年賀状販売枚数も下落し続けています。子どもたちにもそのことは伝えていて、だからこそ『今は書こう』と指導しています。

子どもたちは素直なので、一生懸命に夏休みの様子を伝えてくれたり、新年のあいさつをしてくれます☆ただこの仕事上・・・自分のクラスだけではなく、以前に担任していた子たち、卒業して中学や高校、大学生になった子たちからも送ってもらえるのです!もちろん、すべてに返信をするので毎年その節目ごとに200枚以上は書いています笑。卒業生などの近況を知れたりしてとても楽しみですが、その時期はハガキ代と記入時間が大変なことになります

 

⑤ 学級通信の発行

学級通信は全国的にはどれくらいの先生がやっていらっしゃるんですかね?私は、文章を書くのがそんなに苦ではないので学級通信を発行しています。毎日のように出されているすごい先生もいますが、私は基本的には不定期で発行しています。忙しくて書けない時は本当に書けないので笑。だいたい年間100枚くらいを書いているので最低でも週に2枚くらいは書いている計算ですかね!

小学生でも学校のことをお家でいっぱい話す子もいれば、そうでない子もいます。そんな時に学級の情報を発信することができる学級通信は保護者の方々の安心感にもつながりますよね!また、私は子どもたちの動きもどんどん取り上げる形で書いているので、子どもたちも載せてもらおうと頑張ってくれるのです!ですから学級経営上もすごく有意義に働いています。私の場合は、B5の用紙1枚分が平均的な量で800字くらいですので、校正も含めて30分ほどで書いています☆

 

本日のまとめとして

あえて5つをピックアップしましたが、冒頭に書いた通り、これが嫌なわけではありません。とはいえこの5つの中でも、連絡帳の交換日記、暑中見舞いや年賀状、学級通信については”やらない”という選択をすることも可能です。もしもそれをやめれば私の1日にかなりの余裕が出ることでしょう。それでもやめないのはなぜか?理由は明確です。子どもたちが喜ぶからです!それがあるから頑張れているのだと思います。子どもたちが喜ぶと自分も嬉しいというのは、結局自分自身が承認欲求が高いんだろうなともこの記事を書いていて改めて思ってしまった次第ですが笑。

もしもお子様の通われている学校で『あっ何か先生頑張ってるな』とお感じのことがありましたら、ちょっと労ってあげてください!多分その先生はハッピーになると思いますよ☆

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