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【中学受験 ブログ③】中学入試で個別指導や家庭教師は必要?集団授業と併用する?実態から解説!

これまで2回に渡って中学入試に塾は必要か、塾に行っても成績が伸びなかったらどうすればよいのかなどを書いてきていましたが、今回は個別指導や家庭教師について書いていきたいと思います。

中学受験で個別指導塾を選ぶ

ではまず個別指導型の塾から書いていきます。これまで多くの受験生を見てきていますが、個別指導塾に通っていた子どもたちももちろん多くいました。個別指導を利用するにも2パターンありますのでパターン別に書いていきます。

集団授業に加えて個別指導のパターン

集団+個別のダブルスクール

通っている子の大半が集団講義型と個別指導のダブルスクールのような使い方をしていました。進学塾でバリバリ進んで、わからないところや宿題を個別で対応してもらうといった使い方ですね。前回のブログで、進学塾の授業についていけなかったり成績が伸びなかったりした際の対策として挙げた対策の1つとして利用されているパターンです。

<メリット>

先生への距離感が近いので、質問をしやすいところ

<デメリット?>

⇒集団授業にプラスされる形は費用負担がやはり大きくなります・・・。

⇒個別とはいえ、先生が付きっ切りなわけではない・・・。

このパターンを選択されるご家庭では、集団講義を受けている塾の個別部門に行く子もあれば、個別だけは近所でというご家庭もありました。

 

個別指導だけのパターン

個別指導のみ

このパターンはこれまでも正直なところ中々いませんでした。理由は明確で、このパターンで対応できる子たちはそもそもの自学のレベルが高いからです。要するに”自分でできる子たち”なので、自分でやっていく中でどうしてもわからないところを質問するために使うといった利用方法になります。

<メリット>

先生への距離感が近いので質問をしやすいところ

自分のペースで進められる!

<デメリット?>

中学受験を意識するならば、丸腰で行っていたら時間が勿体ない。

自分のペースで進められるがゆえ、集団組より絶対的に速度が遅い。

先生が付きっ切りなわけではない・・・。

中学入試は、勉強量と計画とスピードがかなり重要です。個別だけでやっていくとなると、週1回など少ない回数ではよほど自学をしていない限り厳しいと思います。ましてや、個別のその時間だけの勉強だけでは到底、進学塾でバリバリやっている子たちには敵いません。

中学受験を目指して個別指導を選択するなら

  1. 集団講義+そこでの学習を補うための個別
  2. 自学をかなりする+わからなかったところを聞くための個別

 

中学受験で家庭教師を選ぶ

続いて家庭教師についても書いていきます。家庭教師を利用しているご家庭もいらっしゃいます。こちらについても上記同様2パターンありますね。

集団授業に加えて家庭教師のパターン

集団+家庭教師のダブルスクール

こちらでもやはり集団講義に加えて家庭教師をしているというパターンが多いように感じています。進学塾でバリバリ進んで、わからないところや宿題を家庭教師で対応してもらうやり方です。

<メリット>

先生への距離感が近いので、質問をしやすいところ

家でやるので通塾時間などの大幅削減

<デメリット?>

⇒集団授業にプラスされる形は費用負担がやはり大きくなります・・・。

⇒小学生の場合、先生との相性が重要

個別指導よりももっと近い距離で学習していけるのが家庭教師ですね!ですが、家庭教師は指導力があるのは大前提として、小学生の場合は先生と子どもとの相性が重要です。小学生は素直なので、『この先生おもしろいな!』とか『この先生、なんか優しいな』とかそういった相性にかかわる部分でモチベーションが大きく左右されます。そういう意味でいい先生に出会えるかがまず重要なところかもしれません。

 

家庭教師だけのパターン

家庭教師のみ

このパターンはこれまでもほとんど見たことがありません。個別指導だけのパターンの理由に加えて、家庭教師を週に何回も来てもらうとなると莫大な費用が掛かるからです。

<メリット>

先生への距離感が近いので質問をしやすいところ

自分のペースで進められる!

<デメリット?>

自学出来ていることが前提

自分のペースで進められるがゆえ、集団組より絶対的に速度が遅い。

先生が受験のノウハウを持っていなかったらおしまい・・・。

家庭教師だけで週何回も利用できるご家庭はよほど裕福でない限り経済的に厳しいことになると思います。いずれにしても、家庭教師だけで結果を残すためにはその子の自学がどれだけできるか、そしてご家庭のサポートがどれだけできているかにかかっています。

中学受験を目指して家庭教師を選択するなら

  1. 集団講義+そこでの学習を補うための家庭教師
  2. 自学をかなりする+わからなかったところを聞くための家庭教師

 

どんな個別や家庭教師を選べばいいの?

まずは、お子様が個別向きか家庭教師向きなのかをご家庭で判断をしていただく必要があります。その判断基準はやはりいかに子どもたちを見れているかにかかっていますので、親御さんの力が大切になってきます。4年生くらいであれば、両方ともお試しをしてみてもいいかもしれませんね!

ここで、個別の塾や家庭教師の業者名を取り上げることはしませんが、中学受験を目指すうえで選択肢に入れるものの最低条件が

中学入試対応をうたっているか

これは最低条件として必要です。様々な個別塾や家庭教師がありますが、通常の学習補てんの勉強と、中学入試を目指すうえで必要な勉強は全く違います。ですから、まず中学入試に対応できるノウハウを持っているかを判断してください。そのうえで、それぞれどんな尺度で見ていくかを書きますね!

 

個別指導塾を選ぶ尺度

①費用面はどうか

⇒特にダブルスクールする場合は月謝は大切。費用に対して回数はどうか、講師によって費用は変わるのかなどを確認しましょう。

 

②1対1なのか、1対複数の個別なのか

⇒個別指導とはいえ、様々な形態があります。付きっ切りで教えてくれるのか、一人の講師が複数を同時に見て、一人に教えているときにほかの子は演習などをするのかなど、授業の形態を確認しましょう。

 

③先生は固定なのか、変わるのか

⇒先生と相性がいいのが前提ですが、毎回コロコロ先生が変わってしまうとその子の集中力にも差が出てしまう可能性があります。どういうローテーションになっているのかも確認しましょう。

 

④先生はどんな人が先生をしているのか

⇒中学入試については先生が持っているノウハウや経験値がかなり重要です。きつい言い方ですが、中学入試を経験していなくて大学生になったばかりのバイトの先生は素晴らしい先生の可能性もゼロではありませんが、目先に中学入試を控えている子たちの指導者としてはリスクが高いと思います。

 

家庭教師を選ぶ尺度

①費用面はどうか

⇒特にダブルスクールする場合は月謝は大切。講師によって費用は変わるのかなどを確認しましょう。

 

②先生をチェンジすることが簡単にできるのか

⇒小学生は教え方云々以上に先生との相性にかなり左右されます。もしも相性が良くなかった場合に先生を変えることができるのか。それは何回でもできるのか。大切なポイントですよね!『お断りするのに気が引けるな・・』とは思われるかとは思いますが、そう思わせるような立ち振る舞いをしている先生が悪いと割り切って、子どものことを中心にしましょう。

 

③先生はどんな人が先生をしているのか

⇒とにかく中学入試ではそのノウハウやテクニックを持っている人に指導をしてもらわないと太刀打ちできません。個別指導のものと同様に、指名できるのであれば経験値がある方を選んだ方が無難です。私の妻もプロ家庭教師をしていますが、私立小学校出身で、中学受験をしており、さらに教師経験もあるので、子どもとは仲良くやれているそうです。お母さんが相手をされることが多いので、先生が男性か女性かを気にされるご家庭もあるとのことでした。

 

④中学入試を志すならば『プロ家庭教師』を利用した方がいいかも

⇒家庭教師でも色々と種類があるのですが、中学入試についてはいわゆるプロ家庭教師を選んだ方がいいと思います。まずは、業者の場合はそれなりの採用基準(元塾講師や受験指導経験者等)を設けられてるので指導力の面ではクリアできている先生しかいないからです。ただ、費用が高いこと、先生が賢すぎてわからない子どものことが理解できない可能性やプライド高いなど、人間的な壁があるかもしれませんが。中学入試では学生バイトの家庭教師は避けるべきでしょう。(医学部生や中学入試経験済みの先生は大丈夫かもしれませんが)

 

プロ家庭教師の選び方については現役家庭教師の『しゅ~先生』がブログに書かれているのでご参考に!

関連

『プロ家庭教師のメリット・デメリット』

https://www.up1shu.com/entry/professional-teacher

 

塾講師や家庭教師の学生バイトの実際

中学入試は受験ノウハウや経験値を持った先生に指導してもらう方がよいと書いてきていますが、きちんと選ばないとお金と時間を浪費してしまいます。塾講師や学生バイトの実際のところについて少し書いておきます。

私は国立大学を卒業していますが、ある一定以上の偏差値の大学の入学式の日には、学校の前にバインダーを持った人たちがやたらと入学する新入生に声をかけている状況がよくあります。これが『家庭教師や塾講師への勧誘』なのです。その時点で仮登録をして後日本登録をし、依頼があれば派遣される流れになっていきます。

国立の大学生であれば、これまでであれば少なくともセンター試験を経て、二次試験をパスしている面々なので指導力は未知ですが学力についてはある程度担保されているといってよいでしょう。

ただし、有名私立大学の場合は注意が必要かもしれません。今や、指定校推薦やAO推薦など一般入試で合格するよりも推薦で大学入学する学生が多いのも現状であり、そもそもの学力が怪しい学生もいるような気がします。そのようなことを勧誘している人は確認していませんので、登録されてしまうわけですね。

さらに恐ろしいのが、業者によっては登録の際に必要事項は記入させるものの、きっちりとした学力テストなどを課さずに本登録させたりしてしまうのです。子どもたちとの相性がいいことは重要なのですが、学力が低い先生となってしまうと話になりません・・・。

私の教え子でも医学部生、歯学部生、旧帝国大生などで受験経験をもとに塾講師や家庭教師をしている者も多数いますが、やはり彼らが所属しているのは、費用が高い進学塾やプロ家庭教師が多いように思います。家庭教師で安さを売りにしているところもありますが、中学入試への対応を考えるとある程度の知名度と実績があるところを選択した方がよいと思います。

 

本日のまとめ

中学入試に主眼を置いて3つに分けて塾のことを書いてきましたがいかがでしたか?

やはり中学入試を志すうえでは、小学校自体が入試のカリキュラムで進んでいるなどでない場合は、情報面、学習量などを考えても、塾に通った方がよいと思います。そして、場合によっては個別や家庭教師も併用することで学力が伸びるかもしれません!とはいえ、塾や個別、家庭教師を利用したからといって中学入試に合格できるかと言えばそうではありません。それをこなすことにいっぱいいっぱいで自学ができていなければ伸びしろは大きくはないでしょう。ですから保護者の皆様には、偏差値などの数値だけではなく、子どもたちの実態に合わせてベストな選択を取っていくのが合格への近道になるのではないかなと常々感じています。

子どもたちはすさまじい競争とプレッシャーの中で頑張っています。子どもたちをよく見てあげて下さいね!

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